『 心ある政治を 』　2010年9月号

「・・・つまり、政治って何？」「さあ？」という言葉で会話は途切れた。新長野県知事就任９月１日のこと。政治は全くわからず、その類の話は聞いているのが精一杯。だからこそ長けている人に託し、任せたい。しかし、テレビ放映される国会議員などの言動から「この国は大丈夫か？」と思う。足の引っ張り合いばかりが目につく。他人の足元ばかりすくっていないで、一致団結して国を救え、と、こんな私でも突っ込みたくなった。

『一つぶくらい　もう一つくらい　そんな心のあさましさ』　2010年9月号

桃ピーマン茄子トマトゴーヤーきゅうりインゲンしそミョウガ南瓜、などなど、夏野菜を友人、知人、ご近所さんから沢山いただいた、この夏。早朝４時から畑作業との話をも聞けば感謝の念なくは食せない。おかげで母は料理の腕を存分に振るい、食卓は華やぎ、私は食欲を振るった。食べてしまってから度々思う、絵に描けばよかったのに・・・と。

残暑厳しい夕暮れ時。友達Ｃちゃんが「実家でとれたから、これ食べて」と訪ねてきた。見るとたわわに実った巨峰だ。美味そう！食べたい！という気に捕らわれた瞬間、Ｃちゃんが「さっきメールしたけど返事ないから来ちゃった」といつもの笑顔で言う。彼女の豪快な笑いっぷりが気持ちよくて好きだ。会いたいと思いつつ、特別な用事でもないし、明日にしようかと延ばし延ばしが重なってメールを怠っていた。（１日くらい、もう１日くらい・・・）しかも電池切れとはいえ、彼女からのメールにも気付かなかったとは、Ｃちゃんごめんなさい。

日々、「ちょっとくらい」と思うことのなんと多い私だろう。巨峰を描きながら、１粒くらい食べてもいいかな？　良いんじゃないかな？　もう一つ良いかな？　でもまあ、そのくらいにしておけ・・・。（描き上げてから食べれば良いものを…）２〜３粒のつもりが、皮という残骸から、それ以上食べていると気づかされる。（これではちっとも絵筆がハカドラナイ）

はてさて、ニューリーダー？の計らいはいかに。就任前と後で状況が変わったから「少しくらい」公約が違っても良いなどと驕った政策にならないよう願いたい。最近、公約という言葉が消え、『マニフェスト』なる言葉を耳にするようになった。英語が苦手な私は「なんでわざわざ曖昧な印象の横文字にするのよ」と思う。

Ｃちゃん、巨峰と茄子美味でした、ごちそうさま！
満腹です！携帯充電満タンです！
投票所で有権者全員に「ねえねえ、マニフェストって知ってた？」
と聞いてみたくなった、風子でした！